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マットレス

NOCEのオリジナルマットレス

 

1 何故マットレス?

 

NOCEで初めてベッド用マットレスを販売することになりました。

これから数回にわたり、その開発と過程、内容を解説していきたいと思います。

今回は、NOCEでソファー、チェア、ダイニングテーブルなとのリビングダイニングまわりの家具が中心なのに

「なんで今マットレスなの?」について触れていきたいと思います。

 

noceマットレス

 

それでは、まず始めに上の質問の逆になってしまいますが、「何で今までやらなかったの?」ですが

それははっきり言って「参入が難しい」からです。

家具業界でも一般の家具とマットレスは、全く別物と考えられています。

機能という面から考えれば、座る、使う、寝るなど一見ソファーもチェアもマットレスも変わりませんが

大きく変わる面はデザインと目的です。

家具としてソファーやチェア、ダイニングテーブルにはデザインの要素がかなり大きく作用しますが

マットレスのデザインにその要素はあまりありません。

むしろスプリングの種類、配置、布、詰め物などのスペックが重要な要素となるのです。

なぜならば、マットレスの目的が「寝る」事ではなく「眠る」事だからです。

例えば「寝心地」・・・「ワンランク上の」とか「雲の上」などのキャッチコピーに象徴されるようなものは

良い眠りを得るための手段にしか過ぎません。

ここが、「眠り」と言う科学的分野を目的としたマットレスと決定的に異なるのです。

「座り心地のいいソファー・・・で幸福感を得る」ことは出来ますが、目的にはなりません。

NOCEは、デザインと価格のバランスを追求してきたため、スペック重視のマットレスには手を付けにくかった事があります。

また、マットレス専門会社も多数あり、競争も激しく新規参入は難しいと思っていました。

そんな頃、僕自身、かなり前に弊社が他店に納入し、返品されたボンネルコイルのマットレスを20年近く使っていて

かなりへたってしまい買い替えを考えていました。

 

他社製品を買うわけにもいかず・・・と悩んでいると偶然、海外のマットレス工場の

セールスマネージャーが来日するので「商談したい」と電話がありました。

このようなオファーは、たびたびありますが殆ど断るか「メールで」と答えていましたが

マットレスと聞き「ここは会ってみよう」と商談の日を決めたのです。

マットレスの知識は、全くのシロウトレベルでした。

某有名メーカーの「ポケットコイルがいい」、「ウレタンマットレスは環境にやさしい」くらいのものです。

ただ、僕自身がマットレスを買おうと思っていたので、

購入者目線で商品を開発することが出来ると思いました。

自分自身で言うのもなんですが、なんでも「凝ってしまう性格」なため、

マットレスもとことん調べて「自分の納得いく一枚を」と着手したのです。

まずは、様々な家具店を「本気で購入するつもり」と自己暗示をかけ、まわってみました。