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家具

上海国際家具見本市 2


先週からの続きです。
2年ぶりとなる上海国際家具見本市ですが、当時と較べると、日本市場の家具を取り巻く環境が、ECの浸透とともに少し変わってきたように思います。
ネットで家具を買うことが、以前より更に特別ではなくなってきました。
その結果、購入に関してデザインや素材と言うより、機能と価格が重視されるようです。
その一方で、「実物を見てから」と言う方が多数いらっしゃる事も事実です。
売り手も買い手も選択肢が増えてしまい、「これ!」というものが見つけにくくなっています。
ネットで検索すると様々なものが瞬時に見つけることができるため、特に大きな買い物では悩んでしまうのだと思います。
僕もいつもそうです。
最終的に3つくらいに絞り込むのですが、ここからが進みません。
「価格で選んでしまえ」と意気込んでも最後の「ポチ」ができません。
「そんな妥協していいのか」と聞こえてくるのです。
ただ、これが家具バイヤーとして、家具を選んだりプロデュースしたりとなると感覚が全然変わってくるのです。
当たり前の事ですが、場数です。
一生に数回の買い物ではないからです。
しかも、日々それと向き合って「これがいい、これはダメ」を繰り返しているからでしょう。
と、前ふりが長くなってしまいました。
始めます。

羽田から舞い上がった飛行機は、九州を超し

東シナ海上空を航行中です。

しばらくすると、飛行機は徐々に降下し始め、窓の外には薄っすらと上海の大地が見えました。

こ、これはスゴイ。
虫ではありません。
輸出か輸入かわかりませんが、自動車の大群です。

飛行機は更に降下を続けると上海浦東(プドン)国際空港の

滑走路に着陸しました。

ターミナルビルに向かいます。
2年前工事中だった建物も完成し、一段と大きくなっていました。

要人のお出迎えでしょうか、レッドカーペットに大量のSPとテレビクルーがいました。

飛行機がターミナルビルに着き

ドアが開き、ボーディングブリッジを通り、搭乗していた飛行機を見ながら出口に向かいます。

イミグレの前に

これは、指紋と顔認識のデバイスがありました。
日本語の(なんかアクセントが変ですが)ガイダンスにしたがってタッチパネルに両手の指紋をスキャンさせます。
パスポートを開いて顔認証と指紋を登録して進みます。
日本は、羽田が7月から始まりましたが、中国の他の空港もあるのでしょうか。
依然、このようなデバイスは、日本が先でしたが、今は違うようです。

指紋と顔の認証を終えると、マニュアルの入国審査になりますが、入国者の長蛇の列(300人以上)で40分待ちました。

入国審査を終え

荷物受取所は、荷物が無いため通過し

出口から

会場近くまで走るリニアモーターカーの乗り場を目指します。
マグレブと呼ばれる磁気で浮かせるタイプのリニアモーターカーで2004年から営業運転です、
30キロの距離を8分30秒で結びます。
最高速度は、431キロの時間と300キロの時間に分かれています。
本来、空港から更に伸ばす予定でしたが、新幹線の発達やリニアのコストが合わないため、ここだけになっています。

大きな空港をマグレブの案内によって歩きます。

ここは、普通の地下鉄乗り場で、国内の人たちでいっぱいでした。
因みに、ここから地下鉄でマグレブの終点まで約40分かかるので、「時間が勝負」なので、ここはパスです。

更にマグレブの駅に向け歩きます。

乗車チケット売場で

往復チケット買い

自動券売機に通し

プラットホームに下り

すでに停車中のマグレブの

シートにつくと

すぐに出発し、この時間の最高速度300キロに達し

景色を後ろへと飛ばしていきました。

8分で終点に着き

マグレブを降り

チケットを自動改札機にスキャンさせて

外に出て

会場に向かうシャトルバスの

乗り場まで歩き

バスに乗り

会場に到着です。

レセプションで

エントリー登録と入場券を支払い

パスをもらい

ホルダーのつけ、首に掛けていよいよ「戦闘開始」です。

今週で9月も終わりです。
まだ日中、暑く感じる日もありますが、朝晩とも秋らしい涼しい風が吹いています。
ところで、全世界対象の大規模な都市調査をもとにタイムアウト(タイムアウト誌で有名なタイムアウト社)グローバルチームが発表した「世界で最もクールな街ランキンッグ」でなんと下北沢が世界第2位に選ばれました。
基準は、文化的多様性、フードシーン、フレンドリー度などが挙げられています。
要は、「文化的なカッコよさかな」でしょうか。
確かに昔の原宿、渋谷にあったものが、まだ存在しているような気がします。
原宿キャットストリート、渋谷公園通り、ファイヤー通りと往時の煌きはありません。
渋谷は、再開発とともに「世界のどこにでもある街」のひとつになってしまい、カルチャーというより商業色が強くなっています。
下北沢をニューヨークに例え、ブルックリンと称されていますが、タイムアウトによると下北沢の方が「イカしている」そうです。
近隣の新宿、渋谷の大規模開発に対し、まだそれ程開発されていないことや、ライブハウス、劇場、古着店などカウンターカルチャーの街として評価されているようです。
確かに、グランジファッションに包まれた若年層が多く、その彼らがとにかく「優しい」のです。
なにかカウンターカルチャーと違う気がしますか、世の中の流れに少し疑問があったり、迎合できなかったりする若い世代が、「やさしくなっている」とすれば、これもカウンターなのでしょう。
下北沢の小田急線の線路跡もただ商業開発するだけではなく、そのカルチャーを活かしてほしいと思っています。
下北沢もカレー化、最近ではタピオカ化していますが、まだ根元は生きています。

9月最後の今週末、NOCEのある地域のお天気ですが、土曜日は新潟、福岡、大阪で雨やくもりとあまりはっきりしないお天気で、日曜日も札幌を除きスッキリしないお天気になるそうです。
まだ暖かな初秋、お出掛けの際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと、全国スタッフ一同、お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。