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チェア

曲木チェアとカフェ・ノルマーレが演出するトーネットの世界 2

先週は、曲木チェアとカフェ・ノルマーレが演出するトーネットの世界 1について書かせていただきました。

今週は、ポーランドにある200年続く伝統ある工場で「どのような工程で作られているのか?」について解説していきたいと思います。

チェアの製作工程は、一般的なものであってもあまり公表されていません。

曲木の工程は、まず見たことがないかと思います。

そして工場ですが、面積がとにかく広く、工場がまるごとひとつの街のようです。

コンテナのない時代、線路が工場内部まで敷かれ、貨物列車が工場の中に直接入り込み積み下ろしをしていました。


ラドムスコ地図

ポーランド中部にある工場

工場の場所は、ポーランド中部に位置し、首都ワルシャワから南西約150キロのところにあるラドムスコという都市にあります。

ラドムスコの「のどかな街」の風景です。

工場の入り口です。

工場が大きすぎて画像に収まりません。

木を蒸す

曲木・・・まず曲げなければなりません。

ブナ天然木を丸く棒状に加工して曲げていきます。

やがてこの棒状の木がフレームや背もたれになっていくのです。

ただこの棒、なにもせずに曲げようとすれば確実に折れます。

そこで蒸すわけです。

ラックに載せられた木を

このようなカプセルのような容器に入れ、高温で蒸していきます。

容器のふたを開け

中から蒸された棒状の木を取り出します。

曲げる


蒸された木は、柔らかいうちにこのような金型に入れ曲げていきます。

金型は、おそらく200年そのままかと思います。

年々、職人の高齢化、後継者不足により

トーネットの曲木チェアを作れる職人がポーランドでも減っています。

当然、価値も高くなっているのです。

つなぐ

上の画像は、曲げられた木を丸くするため、接合部に接着剤を塗布しているところです。

接合部分に塗布された接着剤が乾くまでクランプで留めておきます。

細かい部材も同じ方法で成型していきます。

整える

接着された部材をカンナのようなものできれいに整えていきます。

その上に座面を張ります。(画像は籐座面、カフェ・ノルマーレは板座面)

染める

部材をつなぎ合わせ曲木チェアとして誕生しました。

曲木チェアが吊るされています。

これは、画像左に向かいゆっくり動いているのです。

トーネット工場では、チェアの塗装を拭きつけや手塗りではなく「ドブ漬け」と言う方法で着色します。

簡単に言えば、塗料を入れた大きな浴槽のようなものにチェアを「ドボン」と漬けて着色してしまうのです。

「ドブ漬け」されたチェアは、吊るされたまま乾燥されます。

誕生

ついに一本のトーネット曲木チェアが生まれました。

今週もカフェ・ノルマーレで使用している曲木チェアを御紹介いたします。

まず、NO14です。

トーネット曲木チェアの代表作ともいえる逸品で、「トーネットと言えばNO14」でも過言ではありません。

チェコにある元トーネット工場のひとつでもあるTON社のトレードマークにもなっています。

背もたれも曲木の特長をよく表現し

カフェを中心にどんなインテリアにも合いそうです。

次は、NO18です。

これも曲木チェアの代表作とも言えるものです。

カフェで使用されるものは、NO14より多く普及されているかと思います。

版権の切れたデザインのため様々な素材で作られています。

大塚家具傘下の日本を代表する曲木工場でも作られています。

このチェアもクセがなく大きな曲線を描くフォルムで、曲木の魅力を存分に堪能することが出来るでしょう。

最後にNO31です。

背もたれ上部に

丸い飾りのようなものが施されていますが、これは飾りではありません。

後から見ると背もたれは2本の曲木で構成されている事が分かります。

背もたれ上部の曲木がシートの中央で取り付けられています。

これは、背もたれの強度を増強させるサイドブレースと同じ役割になるのです。

この丸い輪は、上下をつなぐ重要なパーツなのです。

少し主張が強い感じがしますが、カフェ系を中心にあらゆるジャンルのインテリアに合いそうです。

今週のチェアのカーテンコールです。

サイズは、上記画像のようになっています。

カラーは、各チェアともウォルナット、ナチュラルオイル仕上げの2タイプです。

価格は、税込、残材処理、送料無料でNO14がウォルナット35,800円、オイルが39,800円、NO18がウォルナット35,800円、オイルが39,800円、NO31はウォルナット39,800円、オイルが43,800となっています。

すべて、カフェ・ノルマーレで使用しています。

是非、素敵な時間を曲木チェア、パニーニ、スイーツとともにお過ごしいただければと思います。

パニーニだけではない自家製スイーツもすごい

カフェ・ノルマーレは、粉から作るパンのパニーニがメインですが、自家製スイーツも充実しています。

パニーニ生地で作るマリトッツォ、塩味の効いたパンにオリジナルクリームで絶妙なバランスの味です。

パンを卵黄のみを使った液に一晩漬け込み、スキレットに入れ、ベーカリーオーブンで焼き上げル「カリフワ」のフレンチトーストです。

バスク風チーズケーキ

ガトーショコラ

スコーンなど全て店内で作っています。

下北沢にお越しの際には、是非カフェ・ノルマーレにお立ちよりいただければと思います。

伝統の曲木チェアと厳選された音楽とともにパニーニ、スイーツをお召し上がりいただければと、スタッフ一同お客様の御来店を心よりお待ち申し上げております。

 

◆チェアA14【送料無料】

オイル39,800円(税込) ウォールナット35,800円(税込)

 

◆チェアA18【送料無料】

オイル39,800円(税込) ウォールナット35,800円(税込)

 

◆チェアA31【送料無料】

オイル43,800円(税込) ウォールナット39,800円(税込)

※価格はブログ更新時のものです。