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家具

上海国際家具見本市 5


今回で5回目になる「上海国際家具見本市」ですが、「もっとも強いインプレッションは?」
と聞かれても「これ!」と言うものが無かったような気がします。
それは、何度も行っているので「当たり前と言えば、当たり前」の話でしょう。
今回の「家具見本市」が初めてであれば、「かなり衝撃的であった」と思います。
それでも「何かコメントを」と聞かれれば漠然ではありますが、「なにか厚みが増したようだ」と答えるかと思います。
実際、ソファー、テーブル、チェアのデザインとカラーリングは、欧米からのOEM(オリジナルの委託生産)で培われたため「これはマズイ」と言った商材が少なくなりました。
どこのブースにもおしゃれでカラフルなソファーから、オーク、ウォルナット無垢材を使用したダイニングテーブルやチェアが並んでいました。
そのため、バイヤーとして「価格とデザイン、クオリティとバランスの取れた家具」を見つける事が難しくなってきました。
それでも、「よりいいものが手の届く価格」から、「もう少し背伸びすれば、少しジャンプすれば手の届く価格の家具」の選択肢が増えたとも言え、インテリアそのもので生活の質の向上につながるのです。
上質なインテリアを「誰もが楽しめる時代になった」とも言えるのです。

先週の続き

翌朝、目覚めると窓の外には、まだ起きたばかりの上海の街がありました。
ここでいつものストレッチ・・・ではなく最近は「ヨガ」にしています。
上海の街をバックに・・・・リラックスして・・・ポーズっと。
真剣にヨガに取り組んで1年半くらいでしょうか。
ストレッチは、夜と昼に変えました。
その方が、夜眠れるためです。
ヨガは、別に習ったわけではありません。
8年くらい前に「ヨガに挑戦」と思って買った厚めの本がきっかけです。
当時は、少しやって、やめてしまいました。
なにか、「自分に向く」とか「今を感じる」など少し面倒くさいのと「ポーズがなかなか上手く出来ない」の理由でひたすら朝は、ストレッチとバランスボールでした。
少し、長くなりそうなので別の機会に持ち込みます。
上海国際家具見本市と直接関係ないからです。

一通りヨガのポーズを終え、朝食のレストランに行き、窓際の席をリクエストしてテーブルにつきました。

ビュッフェスタイルですが、オープンキッチンになっていて中では、シェフたちが忙しそうにフライパンを「カンカン」鳴らしながら振っていました。
その姿を見ているだけでも「おいしそう」です。

上海やきそばと杭州(ハンジョウ)チャーハンを取ると

隣のテーブルの上には、すごい数の蒸し物の点心がありました。
全部おいしそうです。

揚げたての小ぶりなサイズの春巻。
外はカリッと中はジューシー。

上海名物「生煎」(シェンジェン)これは、上海だけに本物です。
小龍包を焼いただけの「焼き小竜包」ではありません。

これは珍しい。
焼き餃子です。
香港では良く見かけますが、上海では初めてでした。

お皿に盛った様々な中華を持ってテーブルに戻ります。
他に日本食とパンなどの「西洋式」がすごいボリュームでありましたが、中華のメニューがすごくて、全く手を付けませんでした。

1回目のお皿を終え、次は麺です。

麺をたたいて、

伸ばしています。

4つスープから「清湯」(チンタン)をチョイスします。
日本の「鶏スープ」にコクをつけた感じです。
ここに「打ちたて茹でたて」の麺を入れてもらい

トッピングを自分でして席に着きました。

細くてコシがあって、これがまた清湯スープにあって・・・・・。
スープまで全て完食です。

でも〆は忘れません。
クロワッサンとヨーグルト。

朝からスッカリ中華を堪能させていただきテーブルを離れました。

テラスに出て

南京東路を見下ろすと、早朝から店の前に行列が出来ていました。
話題のケーキでも売っているのでしょうか。

朝の上海の風が、心地よく吹いていました。

テラスの向こうには、昨晩の138階建てのビルが100階建てビルたちを見下ろすようなシルエットになっていました。

チェックアウトを済ませ

地上に下りると

ナイキショップの前に「今時の子」たちが開店前から列を作っていました。

先ほどの南京東路には、別の店にも行列が出来ていました。

地下連絡道を通り

地下鉄の入り口から

地下道を

2号線のガイドに従って歩き

更にエスカレーターを下り

自販機の

タッチパネルに行き先をタッチして

チケットを購入し、自動改札にタッチさせて

プラットホームに下りるとすぐに地下鉄が来ました。

地下鉄に乗り

シャトルの駅に着きましたが

今日は、昨日のシャトルバスの経験を活かし、ひと駅ですが別の地下鉄で会場に向かいました。

会場直結駅なので激しく混んでいます。
しかも今日は、一般公開日です。

会場へのガイドに従って

会場エントランスに着きました。

クロークにキャリーバッグを預け

入場し、昨日まわれなかったところから始めます。

まず、ファンクションつきソファーです。
革張りで年内リリース予定です。

システムソファーですが左右チェンジは出来ません

このソファーも同じです。

基本に忠実な革張りソファー・・・・・少し考えます。

少しモダンを取り入れたダイニングテーブル・・・ガラスがなぁ。

スタイリッシュなソファー・・・・・これも年末にリリース予定です。

少し変わったデザインの左右入れ替え可能な、システムソファー・・・・NOCEに似たようなものがあるので少し難しい。

カウンターチェアです。

少し変わったデザインのソファー・・・難しいかも。

ウォルナット材のテーブル。

これもウォルナット材のダイニングテーブル。

このチェア・・・ね。

これもかなり変わったベンチ。
個人的には好きですが、売れますかねぇ。

ラインの綺麗なチェア。
でも売り値で30,000円位だと・・・難しい。

ひととおり見終わって時計を見ると、なんと飛行機出発時刻の2時間前・・・。
まずいです。
マジで。

慌ててカートに乗ると、なんと逆方向。
ここでロスはあり得ない。

戻ってバッグをクロークで受け取り駆け足で地下鉄に乗り

リニアの駅のホームから

リニアに

乗ります。

遅い!
マッハ出ないの!

とりあえず走ります。

走ります。

カウンターでは長蛇の列。
預ける荷物が無いのでここはパス。
ダッシュあるのみ。

イミグレを終えて

お土産を忘れずに・・・本当はダメです。
ラストコール中です。

搭乗はほとんど終わっています。

最後に近い搭乗で乗客の視線を感じつつ・・・何故ならばラストコールで搭乗なのに「土産袋」を持っているからです。
これ、いつも僕がイラッとしている逆パターン。
これからは、慎むと誓いました。
席に着くと

飛行機は地上勤務員に見送られ

ゆっくりと

滑走路に向かい

速度を上げ上昇しました。

しばらくすると

上海に沈む太陽が旅の終わりを告げていました。