チェア 2022/07/082022/07/08

新色ダイニングチェアの御紹介　ジェネリックデザインに今のカラーでおしゃれな装い

チェアでジェネリックって・・・・・よく医薬品で聞く名前です。
ある薬で特許期間が経過し、品質、効き目、安全性に問題がないと証明され、これを厚生労働省が認可し販売される薬品です。
家具では・・・意匠権の有効期間が切れたデザインを再生産して販売されるものです。
僕は、ジェネリックに対し否定的ではありません。
意匠権の存続期限は25年間と法律で定められています。
25年過ぎた意匠（デザイン）は、更新も延長もできません。
よって模倣しても問題はありません。
ただ「モラルの問題だ」と揶揄する意見もあるのです。
僕は、70年、またはそれ以上前に作られた家具を模倣し安価で供給しても「パクリ」だと思いません。
その当時、芸術品ではなく一般大衆向け量産品として作られたものである以上、現在に通用するものであれば「アリ」だと思います。
今の時代、良いデザイン、素材でも高価なものは採算ベースで売ることは稀な事です。
また、いくら安価なものでも売れないものもあります。
もし、過去のデザインで現在も通用する（売れる）ものであれば、多くの人々にデザインの洞察力を高める機会が与えられることになるのです。
デザイン性の高いものイコール高価では、一部の人だけのものになってしまうのです。
ただ、ジェネリックを本物と錯覚させて販売するのは絶対ダメです。

イームズシェルアームチェアの発展系でシンプルなイメージ

イームズアームシェルチェアのオリジナルとは、様々な部分で異なっています。
まず、シェルはＰＰ素材でアップホルステッド（布で覆われたもの）はありません。
このチェアは、ＰＰ素材の上にウレタンクッションと布でカバーされています。

オリジナルに背もたれ下部分にある空間部分はありません。

決定的に異なるところは、この木製テーパードレッグです。
イームズのシェルチェアは、スティール製かスティールと木を合わせた特長あるものですが、テーパードレッグによりシンプルなシルエットになっています。

今風のピーコックグリーンでおしゃれな装い

シェルチェアにファブリック仕様はなく、PP素材にポップなカラーが特長です。
ファブリックを使用し、カラーリングを流行のピーコックグリーンにすることによりイームズとは、全く別のものになっています。

ウレタンクッションと背もたれの空間で抜群の座り心地

シェルは、ウレタンクッションで覆われているため、PPのような硬さがありません。
アームの部分にもウレタンが入っているため、腕を預けたとき優しく支えてくれます。
座り心地は、全体的にソフトなイメージで包まれたような感じになるでしょう。

もうひとつ「抜群な座り心地」の理由は、背もたれ下部にある空間です。
着座時、腰にかかる体圧を逃がす作用があり、深く座っても負担が軽くなるのです。