家具アウトレットSCONTOを考える
NOCEの家具アウトレットとして下北沢にオープンして、この4月で2年が経過しました。
倉庫に長く眠っていたソファー、テーブル、チェアから、運送中に傷ついてしまった様々な家具を定価から大幅に割り引いて販売させていただきました。
NOCE 1号店開店当初のイタリア製パイン無垢材テーブルなど、思わず懐かしさのあまりジーンとしてしまうアイテムも多数ありました。
さて問題です。
そもそもアウトレットが「店舗として持つ存在価値ってなんだろう?」です。
まずは、ネットと違って「見て触って」価格が安くなった理由を実物で確認できることでしょうか。
ただ、世の中はメルカリなど筆頭ネットオークションが存在する時代です。
店舗の存在価値が問われます。
次に、見本販売が基本の大型家具が、アウトレットでは殆んどが現品販売となるため入出庫が煩雑になり、その作業に伴って手間もかかるわけです。
家具店でレイアウトの変更を「毎日のように行う事」と同じです。
そして、最大のボトルネックが「アウトレット商材の枯渇」なのです。
アウトレットで「飛ぶように売れる」には、傷物やオーバーストックの商品が同じように発生しなければなりません。
下北沢は、古着の街として知られています。
この原理も同じで、「売る人がいなくなれば売るものが無くなる」のです。
仕入れでは、「売れるものがあれば、作ればいい」だけです。
需要と供給のバランスを考えて、供給過剰な場合は価格を安く販売というアウトレットもよかったのですが、AIの発達とともに企業が過剰在庫を作らないため、アウトレットに供給出来なくなっているのです。
そこで、アウトレット店舗を維持するため、アウトレット専門商品を開発するのですが、これでは本来の目的と変わってしまい、「セカンドレーベルの店舗に変わるだけ」になってしまうのです。
この結果、最悪な場合「自店のブランド同士で市場の奪い合い」となってしまうのです。
さて、困ったぞ、どうするSCONTO?
SCONTOだけに「スコン」とやめるか。
悩ましい限りです。
今週は、春の到来を思わせるような暖かな日が続きました。
おかげで、花粉の悲惨量、違う飛散量が増えて、涙目に鼻声に「頭ボー」と飛散により悲惨な日々が続いています。
今週末も暖かくなるそうで、「いいのか悪いのか」わからない感じです。
昨晩の北海道の地震ですが、札幌店ではスタッフや店内も大丈夫だったようです。
逃げる2月最後の週末、(来週から3月!)NOCEのある地域のお天気ですが、全地域でくもりもありますが、まずまずとなるそうです。
お出掛けの際には、是非NOCEにお立ち寄りいただければと、全国スタッフ一同、お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております。